【高校生の勉強法】国語の勉強法・テスト対策

大学入試では、“国語を制する者は入試を制す”と言われています。

【高校生の勉強法】国語の勉強法・テスト対策

大学入試では、“国語を制する者は入試を制す”と言われています。

あなたは、日々の中でどのくらい活字に触れていますか?

「何をしたらいいの?」「どんな勉強をしたらいいの?」「本を読む時間もないし、もう無理かも…」と諦めムードの方も多いようです。

大学入試センター試験では現代文の配点が 100点・古文50点・漢文50点の200点となっています。現代文は (小説) と(評論)で出題されますが、思うように得点できずに 2次試験での志望校を下げる人も多いですね。

はっきりと言えるのは、古文・漢文は、満点が取れる科目という事です。その反面、「現代文は小説は読めたけど評論は読めなくて失敗した」という話もよく耳にします。

国語の勉強も「予習」が生命線という事を忘れないでください。

結論的に言えば、今からの勉強のやり方であなたは 1年後・2年後“国語を制する”事が出来るでしょう!

そのためにも「予習」が出来るようになることが大切です。国語の要点予習が出来れば、見違えるように国語の授業が楽しくなり、小説にしても、随想にしても、評論にしても、詩を読むにしても、授業の時の先生の発問の意味や考え・筆者の気持ちまでが理解出来るようになります。ここから、読解力も表現力も知らない間に身に付いて来るのです。

少しでも理解できてくると、ちょっとでも新聞を読む、教科書を読み直すなど、少しの変化が出てきます。というのも、国語力は、そんなに急激に良くなるというものではないからです。それでも、「質の良い要点予習」が出来れば、先生の授業があなたの国語力を短期間で大きく伸ばしてくれるでしょう!それが高校の授業なのです。

先生が授業の時に皆さんに「発問」「質問」をすると思います。

例えば、現代文で「羅生門」をやっているとします。授業の中で「『きりぎりすが一匹とまっている』とあるけれども、この場面はどういう効果をもたらしていると思いますか?じゃあ○○さん!」と質問されたとします。

この時、前日の予習でこの部分が押さえられていたら、
「この門を人が騒がしく行き交っていれば、きりぎりすは出て来ないと思う。きりぎりすがいることで、人気のない静かな様子や“下人が一人だけしかいない”ような効果が出ていると思う」
と答える事も出来ますし、その後、先生から
「“この男の他には誰もいない”がここでは二度繰り返し使われている、下人だけしかいない、他に誰もいない、そこにきりぎりすが止まっているという事で下人の孤独感を表現出来るし高める事が出来る。」
と補足をしてもらうことで、より大きな表現力や読解力へとつながっていくのです。こういう事の繰り返しをしていけば、国語が少し楽しくなりますよ!

静かさ・静寂さの表し方を学び、応用する事が出来るようになる国語の勉強は、文章や会話への"表現力"や、相手が何を言おうとしているかを読み解く"読解力"を磨く為にあるのだと思ってください。相手の思いを、あなたの思いを活字や言葉で伝える力を養成するのが国語ではないでしょうか。

古文も漢文も、やはり「予習」が生命線です。

現代語訳や品詞分解に時間を掛けてもテストでの高得点は望めません。テストに現代語訳・口語訳をしなさい・品詞を答えなさいなどの問題は出ませんよね。

現代語訳・口語訳・品詞は当然理解できているという前提で、定期テストは作られると思います。

それならば、現代語訳・口語訳・品詞分解とか教科書に合わせて事前にあったら、もっと効率的に良い予習が出来ますよね。進学校型の学習方法「要点予習」が出来るようになれば、今上位の 3割に入れてなくても、必ず脱皮する事が出来ます。大学入試センター試験の前日までに目標の得点率を突破する力を付ければ良いのですから。