【中学生の勉強法】夏休みの勉強法

部活も忙しい中学生の夏休みは、効率的な勉強がポイント!中学生夏休みの勉強法のポイントを抑えて、周りと差を付けよう

【中学生の勉強法】夏休みの勉強法

部活も忙しい中学生の夏休みは、効率的な勉強がポイント!中学生夏休みの勉強法のポイントを抑えて、周りと差を付けよう

中1の夏休みの勉強法 夏休みは一気にクラスの上位5人以内に駆け上がれるチャンス

中1の夏休みの勉強法

中学に入学して早3~4ヶ月。 入学当初は小学校との環境の違いに戸惑うことが多かったと思われますが、そろそろ中学の雰囲気にも部活の練習にも少し慣れてきたところでしょう。中学の勉強はどうですか?順調ですか?

英語はアルファベットの書き方や簡単な英単語だけでなく、少しずつ英文法も増えてくる時期ですね。 数学はマイナス、X、指数などの今まで見たことがなかった記号・文字が出現し、頭の中にさっそくクエスチョンマークが付いているかもしれません。

小学校の頃は先生が授業中に予習復習までしてくれていたため大きくつまずく子どもさんは少ないのですが、中学校の授業では先生が予習復習までしてくれるということはありません。中学の授業は進みが速く、どんどん次の単元に入っていきますよね。

そのため、もし授業中に分からないところがあった場合、自分でその日のうちに必ず復習をし、理解しておくという習慣が必要になります。 分からない部分を放っておくと、その後の授業がますます分からなくなり、取り返しのつかない状況に陥ってしまいます。

ただやはり中1のこの時期においては、部活の基礎体力トレーニングで疲れて帰宅し、ついつい自分に甘えが出てしまいやる気が出ず、復習をせずに翌日を迎えるという生徒さんもよくいます。

特に英語は一度つまずくと芋づる式にどんどん分からなくなっていきます。何とか歯止めをかけておかないといけません。

そんなタイミングでまるでオアシスのように存在するのが夏休み。 4月~7月に授業で学習した内容を、何とか夏休みの間に理解して基礎固めしておかないといけません。 絶対に苦手をそのままにしてはいけません。

中1の夏休みにおける勉強法としては、まずは各教科の教科書を読んで復習し、自分の苦手な単元を全て見つけ出しましょう。 そして、それらの苦手分野を徹底的に学習し直して、意味がきちんと分かるような状態にしておきましょう。 ココで手を抜くか抜かないかで、2学期以降のテストの点数にもっと大きな差が生まれます。 一気にクラス上位5人以内に駆け上がれるかどうかの分かれ道です。

中2の夏休みの勉強法 2年生で習う内容が最も高校入試に出やすい

中2の夏休みの勉強法

中2の夏休みは、中学生活の3年間で見ると、高校受験まで残り半分となる時期です。

中学入学から1年4ヶ月ほど経ったということで、学年の中でも学力上位の生徒と下位の生徒では既に大きな差が生じていることでしょう。 どうせ自分はもうダメだと諦め掛けている生徒さんもいると思いますが、諦めるのはまだ早すぎます。 思い出してみてください。入学当初はそれほど学力に差はなかったですよね? 正しい勉強法を身に付け、中学1年生の基礎固めを今からしっかり行えば、上位の生徒との大きな差はぐっと縮まるはずです。

ただし、遅れを取り戻すためにはある程度の学習時間が当然必要になるので、中2の夏休みというタイミングが他の生徒に追い付く追い越すための絶好のチャンスだという意識を強く持ってください。

中2の夏休みにおける勉強法としてまずやらないといけないことは、中2の7月までに学校で習った範囲の中で自分が苦手にしてしまっている単元・問題パターンを全て見つけ出すことです。 それら苦手分野に対して、特別な対策はしなくて良いので、教科書の内容の事項・要点をきちんと復習し理解することを心掛けましょう。 応用よりもまず、基礎の反復繰り返しによる基礎固めをすることが重要です。

高校入試問題の出題比率は、中1の範囲から35%、中2の範囲から45%、中3の範囲から20%と言われています。 中2で習う内容が最も入試問題として出やすいわけで、2学期以降も毎日の授業が本当に大切なのです。 夏休みの間になるべく苦手を克服し、2学期以降の授業に弾みを付けましょう。

中3の夏休みの勉強法 部活も引退して本格的な受験勉強の計画を

中3の夏休みの勉強法

中3の夏。私立高校入試までいよいよ残り半年、公立高校入試までは残り8ヶ月弱という時期ですね。 今まで全然勉強に対するやる気が出なかった子でも、さすがにこの時期になると焦りが出てきて真剣に勉強するようになる生徒が増えます。 また、部活の最後の大会に向けて全力投球してきた生徒たちも引退を迎え、本格的な受験勉強のスタートが始まります。

高校受験へのラストスパートを上手く切るためには、中3の夏休みの過ごし方は本当に重要なので、できる限りの勉強時間を確保するようにしましょう。 後悔しないためには、トップ高校を目指している人であれば夏休みは毎日5時間前後は勉強しておいた方が最後に安心できると思います。

中3の夏休みの勉強法として具体的には、中1中2の総復習を最優先に行うことがポイントです。 前項でもお伝えしましたが、高校入試の問題は中1中2で習う内容からおよそ8割出ます。 夏休みの間に中1中2の総復習をどれだけ上手くやれるかが、志望校合格への結果に直結してきます。

中1中2の総復習のやり方ですが、ただ闇雲にあらゆる問題を解きまくれば良いというわけではありません。 そのような勉強法では、頑張った割に学力向上は見込めないでしょう。 ではどのようなやり方で総復習をすれば良いかということですが、ポイントは教科書の基礎固めに徹底した総復習です。

高校入試問題をレベル別に大きく分けると、基礎レベルの問題、標準レベルの問題、難解なレベルの問題があります。 難解なレベルの問題というのは、自分だけに難しいわけではなく、ほぼ全ての受験生が難しいと感じる問題です。 よってその問題の正答率はかなり低くなります。 その問題が解けなかったとしても、他の多くの受験生たちも解けません。 そのため、別にその問題は解けなくても良いのです。 むしろその問題を解くための対策をしようとしてはダメです。 そこに時間を掛けてはいけません。

時間を掛けるべきなのは、基礎レベルの問題、標準レベルの問題に対してです。 高校入試の合否というのは、難問をどれだけたくさん正解するかではなく、基礎・標準的な問題をどれだけミスせず取りこぼさないかという点で決まります。 難解なレベルの問題への対策をする暇があるのであれば、その時間を基礎・標準に充てるべきなのです。 もちろん、基礎の土台をまずしっかり作ってからの標準です。

高校受験のための進学塾、個別指導塾、家庭教師はどうなのか?

進学塾、個別指導塾、家庭教師

高校受験に向けた成績UPのために、進学塾・個別指導塾・家庭教師を利用するというのは一つの手ではあります。 ただ、分からないところを先生にちゃんと質問できる人や、1回聞いて理解できなかった際に「もう一度教えてもらえますか?」と言える人であれば良いのですが、そうでない人にとっては最適な方法とは言えないかもしれません。

受験生だからといってせっかく高いお金を支払って夏期講習・夏期講座・受験直前特訓コースに参加しても、先生のことを目一杯活用できる生徒でないとあまり効果は出ないかもしれません。

また、成績を伸ばし志望校合格を勝ち取る上で一番大切なことは、「自分で勉強する力を付けること」です。

塾・家庭教師に入会しただけで伸びるというわけではなく、自分で勉強する力が付くと伸びるのです。 塾や家庭教師の日だけ頑張るとか、先生に頼りっぱなしになってしまうというのではなかなか成果として現れにくいです。

人に頼りすぎるのではなく自分の力で頑張るという意識や、入試までの勉強スケジュールを自分の頭で考えて計画すること、志望校の入試情報を自分で調べてイメージを持つこと。せっかくの夏休みなので、そういった自分主体の習慣を身に付けることを第一に行動しましょう。

中学3年生の夏休み 塾や家庭教師の夏期講習は申し込むべき?

塾や家庭教師の夏期講習

受験生の夏ということで、塾においては、どこもかしこも「夏期講習」「夏期特別対策講座」などの文字が並びます。

塾側としては書き入れ時なので、「5教科弱点完全攻略コース」「私立高校受験コース」「英語徹底10時間特訓」「理科社会暗記対策コース」「2泊3日夏期合宿」など様々なコースを設定し、魅力的なキャッチコピーで参加を促します。

中学3年生向けの夏期講習の料金の相場としては、5万~10万円前後といったところでしょう。 有名進学塾や個別指導塾では、20~30万円以上になる高額なコースも…。

夏期講習の受講対象は塾生だけでなく、夏期講習だけ受けてみたいという新規の生徒も対象です。 塾によっては、新規のご家庭向けに“夏期講習が5日間無料!”など無料体験的な案内を打ち出し、夏期講習後もそのまま入会してくれることを狙った手法を取ることもあります。

さて、塾は必ずと言っていいほど「受験生ならば夏期講習を受けるべきです」と推奨してくるでしょうが、はたして本当に夏期講習を申し込みするべきなのでしょうか。

結論から言うと、当たり前ですが生徒さんのタイプ・性格による、塾・先生によるという答えになってしまいます。

生徒さんのタイプ・性格によるというのは前項でも少しお伝えしましたが、分からないところを分かるまで先生に質問できる子や、向上心を持って夏期講習の授業1コマ1コマを能動的に受けることができる生徒であれば、塾の夏期講習を申し込む価値は十分あるでしょう。 逆にそうでない生徒であれば、ただ塾の教室に行って長時間過ごすだけの毎日になりかねません。

塾・先生によるというのは、どのような教材を使ってどういう内容の指導をしてくれる塾なのか、どのような先生が夏期講習を担当してくれるのかという点に大きく左右されるということです。

今の自分の段階に合っていない教材を使っての夏期講習であれば、伸びる可能性は少ないでしょう。 個別指導塾にありがちですが、指導ノウハウに欠ける大学生の先生がバイト感覚で教えているだけというような夏期講習であればあまり過度な期待はできないでしょう。 逆に自分の段階にピッタリな教材を使って教えてくれる夏期講習や、カリスマ性があり人間的にも素晴らしいプロ先生が担当してくれる夏期講習であれば、申し込む価値は十分ありそうです。

夏期講習の料金は決して安いわけではないですし、夏休みという貴重な期間を使うことにもなります。 事前に興味のある塾を数件ピックアップした上で、ホームページを見て詳しい情報を確認し、あるいは電話問い合わせや資料請求をすることで、お子様に合ったベストな選択をできると良いですね。

ちなみにですが、家庭教師の会社は、塾のような大々的な夏期講習を開催しているグループは少ないです。 夏期講習の代わりに、担当の先生と相談した上で「夏休みなので回数を増やしましょう」という方法を取っているご家庭はあります。 回数を増やすだけなので塾の夏期講習と比べたら費用は安く済むでしょうし、生徒の状況に合わせた1対1の指導はやはり効果が出やすいです。 担当の先生と日程の都合さえ合えば、夏休み中は回数・指導時間を増やしてみても良いでしょう。

1つ覚えておいて欲しいことは、夏期講習に行くからテストの成績が伸びるわけではなく、夏期講習がきっかけとなり自分で勉強できる力が付いた場合に成績が伸びるということです。 たとえ塾の夏期講習に行かなくても、教科書の基礎知識を修得することを目標に毎日コツコツ自学をする習慣さえ付けられるのであれば、夏期講習以上に学力を伸ばすことも可能です。 夏期講習を受ける代わりに、学校外の試験会場で開催される模試を受講してみるのも良いでしょう。 入試本番のような雰囲気を体験することができます。

通信教育、通信教材はどうなの?

通信教育、通信教材

塾・家庭教師と比べると、通信教育・通信教材の方が自分主体で勉強する力は付きやすいでしょう。

ただ通信教育・通信教材も世の中にはたくさんあり、そのコンテンツ内容が高校受験に最適なものかどうかが重要です。 例えば、中学の教科書の内容とあまり関係なく、難易度も教科書レベルを大きく上回っているような参考書・教材も存在します。 しかし、高校の入試問題というのは教科書を参考にして作られているので、教科書に載っていないことは入試問題には出ません。

一部の私立高校においては、教科書のレベルを逸脱した難問が出ることもありますが、合否の差を分けるのはそういった難問ではなく、いかに基礎・標準レベルの問題に対して着実に正解を積み重ねるかという部分です。

よって通信教育・通信教材を選択する場合は、教科書の内容をきちんと押さえてくれているようなものを選択することが大切です。 そして、夏休みの間に、1つでも多く教科書の要点をつかめるように努力をしましょう。

ダイレクトゼミは中学の教科書の要点にピッタリ対応しているので、中学の中間テストや期末テストといった定期テストの出題範囲・問題傾向がバッチリつかめます。 さらに解説動画を視聴すれば、24時間いつでも自分のペースで基礎固めをすることができます。

英語の夏休み勉強法

英語の夏休み勉強法

中1、中2の夏休みにおける英語の勉強としてやっておきたいことは、授業で取ったノートを見直したり、文法の問題集・参考書を使用して、教科書レベルの英文法を確実に理解することです。また、教科書に出てきた英単語も全部覚えておきたいです。

中3の夏休みにおける英語の勉強としてやっておきたいことは、基礎固めです。 英語の入試問題を攻略する上で欠かせないのが長文読解を得意にすること。 長文をスラスラ読めるようにするためにも、まずは英文法の基礎をきちんと理解し使いこなせるようにしないといけません。 長文を読む中で分からなかった英単語は、ノートにメモしておきましょう。 英単語の意味をたくさん覚えれば覚えるほど長文読解が楽になるので、ノートを何度も見返して少しでも多くの英単語を覚えたいです。

国語の夏休み勉強法

国語の夏休み勉強法

中1、中2の夏休みにおける国語の勉強としてやっておきたいことは、授業で習った文法・漢字・古文単語などをしっかり復習して覚えることです。

中3の夏休みにおける国語の勉強としてやっておきたいことは、高校入試を見据えた勉強です。 現代文の対策として力が付きやすい方法は、国語の問題集・参考書を利用して2日に1回は評論文(または小説文)にチャレンジしてみることです。 頻出漢字は読み書きともに練習しておきましょう。

古文は、古文単語を1つでも多く覚えることが最優先なので、問題を解いていて分からない古文単語があればノートにメモしておきましょう。 現代かなづかいの問題は頻出なので慣れておきましょう。

数学の夏休み勉強法

中1、中2の夏休みにおける数学の勉強としてやっておきたいことは、授業で習った公式を確実に使いこなせるようにすることです。教科書の章末問題レベルまで解ける力を付けておきたいです。

中3の夏休みにおける数学の勉強としてやっておきたいことは、中1中2の総復習です。 中1中2で習った方程式、確率、1次関数、図形、証明などの入試頻出分野の基礎力を磨いて苦手を無くしておくことが最優先です。

数学は積み上げ式なので、中1中2の基礎が正確に理解できれば中3範囲の内容も理解しやすくなります。 学校の授業が進まない夏休みのうちに、とにかく中1中2の基礎固めを徹底しましょう。

理科の夏休み勉強法

理科の夏休み勉強法

中1、中2の夏休みにおける理科の勉強としてやっておきたいことは、授業で取ったノートを見返して、教科書内容をきちんと理解・整理しておくことです。

中3の夏休みにおける理科の勉強としてやっておきたいことは、高校入試に向けた苦手分野克服です。

中学の理科は、物理分野・化学分野・生物分野・地学分野を幅広く習います。 1つの分野に集中して深くマニアックなところまで理解する勉強というよりは、4分野それぞれの基礎知識をまんべんなく理解していくという広く浅い勉強が必要です。

具体的な中3夏休みにおける勉強法としては、これまでに学校の授業で習った単元の中から自分の得意単元・苦手単元を選別するところからまず始めましょう。 先ほども言いましたが、中学の理科は得意単元を深く追究するという勉強ではなく、苦手単元を作らないこと、どの単元が出題されても無難に対応することができるようにすることが最重要です。

例えば、植物・動物・天気・地震は得意だけど、電気・力・化学反応・天体が苦手という人は、“電気・力・化学反応・天体”の苦手克服を夏休み中に必ず行っておきましょう。

社会の夏休み勉強法

社会の夏休み勉強法

中1、中2の夏休みにおける社会の勉強としてやっておきたいことは、授業で習った内容を復習し、教科書に出てくる用語を少しでも多く覚えて理解しておくことです。

中3の夏休みにおける社会の勉強としてやっておきたいことは、高校入試対策です。

社会という教科は性質上、5教科の中で最も暗記的要素が強い教科なので、少しでも早い時期からコツコツ入試対策を始めるべきなのは明白です。

具体的な中3夏休みにおける勉強法としては、中1中2で習った地理・歴史の問題演習を反復し、苦手な地域・時代を見つけ、その苦手を夏休みのうちに克服しておきましょう。 マニアックな知識まで頭に叩き込む必要は皆無ですので、教科書に載っている重要事項を頭の中で整理できれば十分です。 色々な問題集に手を出すのではなく、同じ問題集を複数回反復するという方法がおすすめです。

地理は、日本地図・世界地図を見ながら学習することで“場所”のイメージを持てるようにすることが大切です。

歴史は、縦と横を意識した勉強をすることが重要です。 縦の勉強としてまず必ず覚えておきたいのは、「・・・縄文時代→弥生時代→古墳時代→飛鳥時代・・・」といった時代の流れです。 横の勉強としては、「鎌倉時代には誰が活躍したか?どんな出来事が起こったか?」といったことを各時代について簡単に説明できるくらいの力を付けておきたいです。

公民については、教科書を読むことはもちろんですが、新聞やニュースに関心を持つことも試験対策につながってきます。 せっかくの夏休みなので、毎朝新聞を読んでみると良いでしょう。 労働、政治、選挙、貿易、環境問題、国際関係などのテーマは頻出なので、特に意識して勉強しておきたいです。 増税、人工知能、オリンピックなど近年ホットな話題もチェックしておきましょう。

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